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ワールドシリーズ第2戦、盗塁しようとした際に左肩を脱臼したドジャース・大谷翔平選手。腕を支えて歩くのが、ドジャースの日本人トレーナー・中島陽介さんは、チームのアシスタントアスレチックトレーナーを務め、ドジャースで20年以上チームを支えている。中島さんが、チームの中から見た今回のけがの舞台裏や大谷選手の素顔を初めて明かしてくれた。大谷選手は、翌日1人遅れて、第3戦が行われる米国・ニューヨークに入る。試合に出場を続けられるのか、けがの状態の確認はぎりぎりまで続いたという。出場を決断した大谷選手。本来の状態ではなかったが、痛み止めを打ちながら試合に出続ける道を選んだ。けがのあとは、3試合でヒット1本にとどまった大谷選手だが、最後までフル出場を続け、悲願のワールドシリーズ制覇に貢献。
マイナーリーグ時代も含め、20年以上ドジャースの選手たちを支えてきた中島さんは、ケアをしてきた選手の中でも、大谷選手の体は別格だと証言。ドジャースアシスタントアスレチックトレーナー・中島陽介さんは、1年間、チームの仲間として過ごす中、グラウンドでは見せない、素顔のドジャース・大谷翔平選手にも触れてきた。投打の二刀流での復活を目指す大谷選手。中島さんは、そのサポートをしていく来シーズンを心待ちにしている。中島さんは「フロントはもう全部(復帰に向けた)プランが立っている。コーチ陣もある程度、別のプランもあるし、僕もプランがあるので、心配することはないし、もちろん。本当に楽しみ」と語った。中島さん、ふだんは選手のケアはもちろん、爪の治療から選手のスパイク、グローブの修理まで、本当に幅広いサポートを担当。大谷選手や中島さんを含むチームメートが、今シーズンの戦いの舞台裏を証言するNHKスペシャル「メジャーリーガー大谷翔平2024試練と決断そして頂点へ」は、今月29日の放送。