ニセコ発!塩トマト

2024年6月1日放送 5:22 - 5:44 テレビ朝日
日本のチカラ (日本のチカラ)

ニセコのアムリタファームでは塩トマトを生産している。アムリタファームの塩トマトは独自の栽培法で、苗を植える土には数種類の肥料をブレンドする。トマトの苗をポットに移してそこに塩分を加えるが、その塩分は岩内町で調達する。岩内町の海洋深層水は植物の成長を促すマグネシウムが豊富で、微生物を培養する塩トマトの液肥のタンクに入れる。糖蜜などの栄養分も加えて発酵させる。点滴のように根と土、霧状にして葉っぱにも与える。もう1つ、大事な栄養素としてトマトへの愛情を注いでいる。
齋藤則高さんは神奈川県出身で、農家になる前はスノーボードのテストライダーだった。妻の麻恵さんは元舞台女優で、倉本聰が主催する富良野塾に入り18年間活動していた。「五感を使って仕事しろ」という師匠の言葉は農業にも活きているという。3人の子宝に恵まれ、麻恵さんの希望で子ども達は全員自宅で出産した。次男の聖斗くんはお風呂場で生まれたという。子ども達は普段は不登校だが、運動会では元気に参加していた。
実をつけ始めた塩トマトの表面についた産毛のようなものは、トマトが免疫力を高めたサイン。塩トマトの収穫は7月に始まり、収穫するタイミングはオレンジ色で、客に届く頃に色が追熟するように発送している。夏限定の対面販売では、知り合いの分まで買う客もいて、飛ぶような売れ行きだった。去年の8月は記録的な猛暑により花が焼けて落ちてしまった。9月は寒暖差の大きさからトマトに傷が入ってしまっていた。これを受け、則高さんは木炭を使ってトマトの免疫力を高める実験を行っていた。収穫は10月に終了し、ハウスの片付けが行われる。長男の光くんはトマトの糖度などを測って仕分けする作業もしている。
今年2月、有機農業に取り組む生産者達のコンテストでアムリタファームの塩トマトがグランプリに輝いた。9月後半から回復して収穫することができたという。4月、不登校だった子ども達が学校へ向かった。


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