マンガで描く奇跡の再会篇

2025年4月29日放送 23:00 - 23:17 NHK総合
漫画家イエナガの超超定義 人探し×顔認証AIの巻

1999年、中国・邢台市に暮らす馮桂雲さんが10分ほど外出している間に生後3カ月だった清師くんが消息を絶った。懸命な捜索が実を結ばないなか、夫の解克鋒氏は評判の画家に似顔絵の作成を依頼。情報提供を呼び掛けるも、「息子の情報を知っている」と名乗る人間にお金を騙し取られたこともあった。2000年、DNA鑑定をして子供探しをするプロジェクトが始動。解氏は血液をデータベースに登録した。また、空前の都市開発ブームに乗り、同氏の事業は右肩上がり。2022年、人身売買をする犯人が警察に捕まり、「邢台でも赤子を誘拐し、邯鄲市の家族に売った」などと供述。解氏は技術進化が著しい顔認証システムに注目し、20代になった清師くんの相貌をアルゴリズムで予測した。さらに邯鄲市に絞ってデータベースを捜索すると、有力候補が浮上。23年11月、李という男性がDNA検査を受けたところ、解氏と馮さんの子供であることが判明。翌月、親子は約25年ぶりの再会を果たした。
清師さんは血の繋がりのない祖父母に育てられ、大学も卒業した。親戚が営む内装工事会社に勤めていた時、警察によって発見された。解氏は「25年ぶりに会ったが、娘と顔が似ていて清師だと確信した」と振り返っている。


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