みみより!解説 (みみより!解説)
本日のテーマは「ユーラシアのチェスゲーム 激しくなる米中ロの駆け引き」。国際政治学者・ブレジンスキーは、ユーラシアを制するものは世界を制すると発言している。ロシア・中国・北朝鮮は対トランプ3か国で団結した。ロシアは北朝鮮と軍派兵で関係を強化。これに習近平国家主席が不快感を抱き、キム・ジョンウン総書記が中国の記念日に参加し関係再構築を狙った。19世紀以来中央アジアを支配したロシアの裏庭で、ソ連崩壊で派遣が徐々に弱まった。ウクライナ軍事思考で派遣は危機的になり、そこで存在感を示しているのが中国。一帯一路を掲げる習近平国家主席は恒久的な運命共同体としている。中央アジアは今後、ロシアの裏庭から一帯一路の表玄関に模様替えしつつある。コーカサスは和平を仲介することでロシア離れを仕掛けている。アメリカとしてはロシアと中国がさらに関係を強化することは、アメリカの覇権を揺るがす脅威となると見ている。ロシアの権益に手を突っ込みつつ、アメリカはロシアの中国離れを加速するようために北極圏での米ロの協力模索の手を打っている。日本もサハリン1に参加していて、アメリカ最大のエネルギー企業エクソンモービルの復帰の交渉も進んでいる。