不屈の酒 〜福島 日本一への逆転劇

2026年5月9日放送 20:33 - 20:46 NHK総合
新プロジェクトX 不屈の酒 〜福島 日本一への逆転劇〜

200年続いてきた酒蔵、家、津波と原発事故は大介から全てを奪った。廃業もやむを得ないと考えていたとき、叔父がある写真を見せてきた。蔵の跡地に酒瓶が並んでいた。誰かが流された酒瓶を拾い集めてくれていた。この写真を見て大介はもう一度酒を作りたいと思った。しかし大介の酒は蔵に200年受け継がれる独自の酵母で作られていた。これがなければ同じ味は出せない。そんなとき、賢二から「研究室に来てくれ」と電話があった。駆けつけた大介に賢二は小さな容器を手渡した。大介の蔵に200年伝わる酵母。性質を調べるために預かっていたものだった。しかし肝心の酒蔵がない。その時、金とり会のメンバーの1人、細井信浩がうちの蔵を貸す、大介の酒を作らないかと言ってくれた。細井は会津地方で酒蔵を営んでいた。細井の蔵も震災の被害を受け大量の酒がダメになっていた。それでも大介に酒を作ってほしかった。大介は細井に今すぐに酒を作らせてくれ夏までに間に合わせたいと頼み込んだ。日本酒づくりは高温に弱い。春から夏にかけて仕込むのは至難の業だった。それでも浪江の人のために酒を届けたかった。こうして常識外れの酒造りが始まった。その最中、大介の元に応援の手紙が届き始めた。1週間後、大介は麹米を作り上げ水と蒸した米を混ぜ合わせた。いよいよ生き残った酵母を入れて発酵させる。果たして酵母は働くのか。酵母を入れて3日後、泡が湧いてきた。こうして2000本分の酒が完成した。7月12日、大介は浪江の人が避難する地域に向かい、酒を届けた。数日後、常連客がら「津波で亡くなった父の仏壇に供えられる。ありがとう」と電話がかかってきた。大介の酒はたちまち完売した。金とり会のメンバーも奮い立った。原発事故による風評被害で売り上げはどもらない。復興フェアと名付けられた催しでも酒や農産物は無視された。それでもいつか分かってくれると旨い酒をつくるため力を込めた。2013年5月、渡辺たちは全国新酒鑑評会に挑んだ。福島は過去最多の26の金賞を受賞し日本一に返り咲いた。


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毎日新聞社安波祭浪江(福島)全国新酒鑑評会鈴木酒造店福島

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