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おととい国内外の忍者研究者が集まる国際忍者学会が群馬県で開かれた。戦国時代に真田氏に仕えた吾妻忍者がいたとされる群馬・東吾妻町で、今年で7回目となる国際忍者学会の大会がこの土日に開かれ、忍者についての研究発表や吾妻忍者の末えいらによる演武などが披露された。国際忍者学会・山田雄司会長は「この地域が忍者の里で名前が広がっていけば」と語った。群馬・東吾妻町の中心部にある群馬・JR群馬原町駅の目の前には「NINJASTATION」と書かれた施設がある。忍びの世界が体験できる岩櫃真田忍者ミュージアム「にんぱく」。鎖鎌、手裏剣などの忍者道具約300点が展示されている。実物そっくりな手裏剣を実際に投げられるコーナーや部屋に張り巡らされたレーザーをかいくぐり制限時間内にボタンを押すアトラクションなど忍者の世界に触れられる。国際忍者学会でも演武を披露した吾妻忍者の末えいで忍道5段師範、吾妻真田忍者14代目・伊与久松風氏から九字切りを教わった。忍者の1つ1つの動作所作は現代人にとても役立つという。九字切りは、自分に対する不安な思いを払拭するために必ずやることだという。竹筒を頭に乗せた動作では、筒を乗せたまま動ける状態が軸のぶれない良い姿勢で、心を正すことにつながるという。伊与久氏は吾妻忍者の末えいで、忍道の師範として多くの外国人にも指導を行っている。伊与久氏は「知恵の集大成。忍術というものの考え方、身体の使い方を伝えていければいいなと思っている」と語った。