新プロジェクトX〜挑戦者たち〜 世紀の発見 iPS細胞 命を救うため執念の20年
2008年、海外の企業との特許権争いが間近に迫っていた。自分たちが先に作っていたことを証明するため高須は実験ノートを確認したところ、どのような実験がいつ行われたのか緻密に記録されていた。高須は勝ちを確信したが、相手企業が条件付きで和解を求めてきた。高須は裁判を勧めたが、山中は治せない病を治すことに向かうため相手と和解をした。その後山中はiPSの使用料を安く設定し、大学には無償で提供し研究は世界中で一気に進んでいった。
その頃、眼科医の高橋政代が山中を訪ねiPS細胞で網膜を作る許可を得た。一度病気になると網膜は決して再生しない。失明の恐怖に苦しむ患者を救いたいという思いがあった。こうしてiPS細胞で網膜を作る研究が始まり、安全性は確認されたが国の承認がおりなかった。高橋のピンチを聞いた山中は自分の研究所のコンピューターをフル稼働させ解析を行い、2014年に手術が行われiPS細胞で作られた網膜は患者の一部となった。しかし手術が成功しても山中は喜んでいなかった。今回の手術にかかった研究費用は数億円。このままでは一般の人々の手に届かない。次は多くの人を救う、新たな挑戦が始まった。
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