午後LIVE ニュースーン (特集)
埼玉県滑川町にあるトマト農園。ハウスの延べ面積は東京ドーム1.2個分という全国有数の規模。育てているトマトは19品種で、1年を通じて400トンを出荷し経営の安定を図ってきた。ところが生産コストの上昇が止まらずかつてない苦境に立たされている。冬の間ハウス内を温めるのに使う燃料代は10年前1リットルあたり50円台だった重油の価格は現在100円を超えている。さらに2月中旬からの円安と中東情勢の混乱で急騰している。生産コストの約5割を占める人件費も最低賃金の引き上げで5年前から約20%上がった。配送トラックのガソリン代も高値が続いている。少しでも燃料を節約するためハウスの温度は生育に影響しないギリギリまで下げた。その他ボイラーに熱効率を高める部品を導入するなど栽培コストを下げる工夫をしている。先月下旬包装材メーカーから届いた値上げの通知。中東情勢の混乱で原材料の調達が厳しく、今月から段ボールやプラスチック製品の価格を10%上げるという。また別の原因で今月から水道料金も上がる。埼玉県八潮市で去年起きた道路の陥没事故。これをきっかけに老朽化したインフラを更新するため地元滑川町は水道料金を平均30%引き上げた。これまで10%あった利益率は今年6%ほどにまで下がる見通し。
