僕は今、憧れの存在になれていますか?ーRio Nakata 2030ー 中田璃士 未来への軌跡 ~僕は今、憧れの存在になれていますか?~
この日、中田は家族とともに本場のイタリアンでディナーを堪能していた。ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート男子フリー当日、中田は代表選手たちを応援するために会場へ向かいながら、大会での演技はよく楽しんでこいと言われるが、楽しめることはなく、優勝が目標のため順位も常に気にしているなどと明かした。フィギュアスケート男子フリーを観戦した中田は氷上に潜む魔物を目の当たりにし、本番一発勝負の厳しさを肌で感じていた。
中田はイタリアでリンクを借り、2週間後に迫っていた世界ジュニア選手権へ向けて調整に入っていた。中田はここで負けては何の意味もないため自分を追い込んで練習したいなどと伝えた。2026年3月、世界ジュニア選手権の開催地であるエストニアに訪れた中田は大会でマリニンの88.99点を上回る歴代最高得点を更新する演技を見せ、日本男子史上初の2連覇を達成した。表彰式後インタビューで中田は、表彰式前に涙していたことについて、金メダルを目指してやってきたため優勝できて嬉しくて涙が出てしまったなどと明かした。
