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3勝先取の地区シリーズ。立ちはだかるのはホームラン・打点2冠のカイル・シュワーバーを擁するフィリーズ。そんな強力打線にポストシーズン初の投打二刀流となる大谷翔平が先発登板で挑む。初回、首位打者のターナーと激突した大谷。鋭く変化するスイーパーで空振り三振に切って取る。続く強打者、ホームラン王を争ったシュワーバーも159キロのストレートでライトフライに、3番・ハーパーをピッチャーゴロに抑え、主軸が揃った初回を三者凡退に打ち取る。しかし2回に3点を先制される大谷。その瞬間勝利を確信したように喜ぶフィリーズファン。そして5回、2・1塁のピンチを招くと打席にはシュワーバー。フルカウントからの6球目、カーブを自信を持って投げ空振り三振。大谷は6回9奪三振の好投を見せ、後につなぐ。その後チームが逆転。するとここまで4打席連続三振のバッター・大谷が珍しいセーフティーバントの構え。これには「朗希が(肩を)つくり始めているので、監督から『時間を稼いでほしい』とオーダーが出ていた」という理由があった。そして最後は粘ってフォアボール。そして9回、ポストシーズンから守護神を任された佐々木朗希がファールフライに打ち取り、日米通じてプロ初セーブをマーク。大谷もポストシーズン初勝利。日本人投手が先発勝利とセーブをあげたのはポストシーズンでは史上初の快挙。(ドジャース5-3フィリーズ)