人生かけてやっています ~旅する情熱ゲートボール先生~

2024年2月10日放送 5:23 - 5:46 テレビ朝日
日本のチカラ (日本のチカラ)

山梨県甲斐市に住む赤坂豊さん(34)はゲートボール歴29年の大ベテラン。お年寄り達を指導する熱い声が体育館の外まで響いていた。高齢者スポーツの多様化などもあり、ゲートボール人口は最盛期の10分の1以下まで減少した。赤坂さんはゲートボールの魅力を伝えるため自腹で全国を飛び回っている。2022年12月には800km先にある青森の高校へ出向いた。移動は自家用車。走行距離は購入から7年で30万kmを超えた。先月のガソリンは9万円、ETCと合わせて13万円にもなったが、「自分が会いたくて行くんで」と語った。青森明の星高校で指導を初めて10年になる。2泊3日の合宿には14人が参加した。人生かけてやっていると話す赤坂さんの熱血指導が続いた。
赤坂さんは母・惠美子さん(72)と二人暮らし。3歳の時に両親が離婚し、母&亡くなった祖母・戸井喜美さん(享年94)に育てられた。祖母に買ってもらった帽子を今もかぶり続けている。中学時代は2年連続で山梨県のゲートボール大会で優勝。高校卒業後に審判や指導員の資格を取得してコーチングをスタート。22歳の時に島根県の出雲西高校を男女アベック優勝に導いた。これまでに小学生から高齢者まで全国50以上の団体を指導してきた。祖母・師匠と一緒に撮影した写真をお守り代わりに持ち歩いている。
2023年11月、長野県川上村のチームを初めて訪問した。参加者は4人だったが、赤坂さんは「人の多さ少なさは関係ない」と語った。熱い指導を受けた子どもたちは死ぬまでゲートボールを続けたいと語った。指導をお願いした林さんは謝礼を渡そうとしたが、赤坂さんは受け取ろうとしなかった。
赤坂さんの本業は清掃業。2022年1月に独立して「清掃のアカちゃん」を起業した。この日はゲートボール仲間のレストランの清掃。営業終了後に新たに導入したマシンを試しながら、とことんまでキレイにした。コンビニの深夜清掃も多いことから、駐車場で仮眠を取って次の現場へ向かうことも多いという。福岡・糸島市の老人福祉施設「師吉荘」もゲートボールが縁。1週間泊り込みで作業した。
赤坂さんは群馬県みなかみ町猿ヶ京温泉の清野旅館が主催するゲートボール大会の審判長を14年間務めている。年4回開かれる大会には近県から8チーム40人が参加する。赤坂さんは裏方だが、調子が悪い人がいると口を出してしまう。みんなのゲートボールを見るのが楽しいと語った。清野旅館の女将さんが14年前の写真を見せてくれた。本当に良い子で一目惚れしたという。赤坂さんは2010年に世界ゲートボール選手権大会の日本代表に選出されたが、清野旅館の大会と日程が重なり辞退した。日本代表は代わりがいるが、清野旅館には代わりがいない。決断は間違っていなかったと語った。集まった人たちは赤坂さんの将来(結婚)が気になる様子だった。
赤坂さん親子は祖母が出演したラジオのカセットテープを聞いた。テープが擦り切れないよう年に1度しか再生しないという。祖母の声を聞いて涙した赤坂さんは「おばあちゃんに教えられたこともたくさんあるなって思います」と語った。


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