NHKスペシャル ”太陽”を生み出せるか 史上最大の核融合計画
東西冷戦下において、核融合は軍事技術として各国で秘密裏に研究が進められてきた。1985年の米ソ首脳会談では核融合の平和利用が提唱されたがどの国も核融合発電を単独で実現することはできず、不可能の壁を打ち破ろうと国際機関ITERが発足した。核融合の燃料は海水からとることができ、開発が成功すれば国際社会の安定につながる可能性がある。世界各国の目標は、2050年代には商業炉を稼働させ発電を普及させること。ITERは2030年代に実験炉の技術的な実証を達成し、国際的な指標を示すことが使命。課題克服に日本のエンジニアたちも挑んでおり、制作不可能と言われていたセクターモジュールのTFコイルは日本が作った。セクターモジュールは1つ目の設置は終えたが、2つ目以降は隣との距離を2ミリまで近づける必要があり、難易度は跳ね上がる。セクターモジュールを限界まで近づける難題は、現場に残されていた。
