桂文枝の演芸図鑑 桂文枝のスペシャル対談
堀内孝雄は忙しい上に行き詰まりを感じ、麻布十番の喫茶店に谷村新司を呼び、アリスの活動休止を口にした。谷村は驚きつつ、「キンちゃん(矢沢透)に伝えておく」と応じた。ソロとして活動するなか、周囲には「アリスの曲がある」と言われたが、社長からはアリスに頼らない、変化を求められた。その後、小椋佳との出会いに恵まれ、小椋は「愛しき日々」を担当。4年後、堀内は「恋唄綴り」の作曲を手掛け、レコード大賞に輝いた。番組で共演した谷村新司からは路線変更を心配されたが、堀内はプロとして舞い込んだ仕事に徹している、期待に応えようとしているなどと答えたという。ただ、アリスの音楽と断絶したわけではなく、新曲「青二才~わが友よ」について、堀内は「やっぱりアリス時代の息吹と離れていない。そっくりですよ」などと語った。