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あさって会期末を迎える国会。野党7党が提出したガソリン減税法案が衆議院で可決された。与党が過半数割れしている衆議院で野党が攻勢を強め、野党の賛成多数で法案を可決。自民党・小寺裕雄衆院議員は、「都道府県と市町村の減収が約300億円も生じるが、代替財源は政府に、ま・る・な・げ。まさしく究極のポピュリズムの法案だ」という。立憲民主党・長谷川嘉一衆院議員は、「自民・公明両党が、本当にガソリン暫定税率を廃止つもりなら、ぜひ賛成いただきたい」という。野党7党が提出したガソリン税の暫定税率を7月に廃止する法案は、野党は、自民党所属の財務金融委員長を解任決議案によって解任して、委員会と本会議で採決が行われ、可決された。今国会の会期末は日曜日。あす土曜日も参院で審議する。参院では与党が過半数をしめるので可決されず、法案は可決されない見通しだ。立憲民主党の野田代表が党の会合で「物価高の問題を放置している政権に参議院選挙で厳しい審判を」と強調するなど、国会閉会後は、7月20日とみられる参議院選挙の投開票に向け、与野党の攻防が激化する。