体を動かす遊ぶ時間の大切さ

2025年10月14日放送 4:50 - 4:59 NHK総合
視点・論点 (視点・論点)

遊びの変化が子供の成長にどんな影響を及ぼすかについて解説。近年、遊びの種類が減少。ゲームがその典型例。身体的疲労が少なくいつでもどこでも出来てしまうのが問題。体を動かして遊ぶ子供は減り、運動時間が少ない子供が増えている。昔は運動が得意でない子でも外で体を動かし遊んでいたが、いまでは運動は「わざわざする」という扱いに。本来子供には体を動かして遊ぶ欲求が備わっていて、健康増進など関係なく体を動かすこと自体を楽しんでいる。その欲求に応えるには環境づくりが必須で、「地域の目」も欠かせない。「地域で子供を育てる」という意識が必要。
現代の子供が体を動かして遊ぶことの大切さについて。大切なのは、「体力向上」などの成果ではなくその過程で得られるスキル。子供は体を動かす遊びを通じて想像性を働かせるようになり、協調性の獲得や信頼関係なども育まれる。突き詰めれば忍耐力・やり抜く力なども育まれることとなり、これらの要素は「社会情動的スキル」としてOECDも重要スキルと位置づけている。日本の子供はこの要素が低水準とされていて、解決には子供に体を動かす遊びをさせることが効果的。体を動かす遊びで楽しむことを通して獲得したスキルをベースに、体力や学力などの認知敵成果にも良い影響が出る。


キーワード
経済協力開発機構愛知県令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査第1回OECD社会情動的スキル調査(SSES)報告書

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