半導体材料メーカーの実力は?

2026年7月2日放送 22:00 - 22:06 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

素材メーカーのADEKAが総工費約120億円をかけて埼玉・久喜市に建設した「半導体イノベーションセンター」の一部がきょう報道陣に公開された。1フロア850平方メートルのクリーンルームは異物混入を防ぎながら素材の開発・分析などを行う。実験室では半導体シリコンウエハーの上に成膜するための材料を公開。ADEKAは半導体向け材料で世界シェアトップを誇る。ADEKAの高誘電材料を使うことでスマートフォンやUSBメモリーの記憶能力を高容量にすることが可能となる。城詰社長は「AI半導体は非常に高価な製品になっているので、半導体の売り上げ規模の成長はかなり見込まれていく」などと語った。半導体材料の市場規模は拡大が見込まれており、2030年には11兆円を超える試算もある。株式市場では半導体関連企業に対する過熱感が警戒されている。きょうの日経平均株価の下落寄与度上位10社はいずれもAI半導体関連銘柄で、合計2176円16銭の下落となり。日経平均は前日比1741円の下落となった。それでも半導体の材料をめぐる大規模投資は相次いでいる。日東電工は半導体の基板を周りを囲うテープを製造。粘着性が強く固定できるため、ウエハーを切断するのに欠かせない材料となっている。日東電工は半導体関連に2029年3月までの3年間で630億円以上を投じる予定だという。半導体そのものの製造は台湾のTSMCやアメリカのインテルなど海外企業がリードしており、日本企業の存在感は薄い。専門家は「材料メーカーは日本に大手の客がいないのが最大の悩み」と指摘した。


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