世界遺産 続々発掘!古代ローマ都市
メリダの考古遺跡群は2000年以上経つにも関わらず22ものローマ遺跡が素晴らしい状態で残っている。中でも驚くのが長さ830m、高さ25mのミラグロス水道橋。メリダから15km離れたダムから町へ水を運ぶためにつくられたのが水道。ローマ人はこの地に4本、あわせて100kmの水道を引いた。その水道の一部を今も見ることができる。水は一部、現代の水道にも利用されている。流れる水の重さを支えるために水道橋の構造には技術の粋が集められた。木製クレーンで石材やレンガを持ち上げた。ローマ帝国が得意としたアーチがここでも多用されている。