NHKニュース7 (ニュース)
各地で相次ぐ水の事故にも注意が必要。事故が起きたときの水の中の状況を再現した映像を紹介。例えば空気を含んだ泡の多い水「ホワイトウォーター」の中ではライフジャケットを付けていても十分な浮力が得られない。そして事故は同じ場所で繰り返し起きている。過去に川で水難事故が起きた場所をまとめた地図では過去10年で死亡事故が3件以上発生した場所は、全国46か所に上っている。このうち岐阜県を流れる長良川水系では、上流から中流までの8か所で複数回、死亡事故が発生していて、特に岐阜市の千鳥橋付近では、20年余りの間に9件発生し、8人が亡くなっている。分析を行った河川財団によると、事故が多発している場所は、川底が急に深くなっていたり、流れが速かったりする特徴があるという。事故を防ぐにはどうすればいいのか。日本水難救済会は、事前の準備が最も重要だとしている。まずは行く前に天気予報を確認する。天候が悪くなる予報の場合は中止することも必要。また1人では行かず、子どもと一緒の場合には保護者もそばで泳ぐ。川の場合は子どもが流されても救助できるよう保護者が子どもの下流側にいることもポイント。そしてBBQなどでお酒を飲んで楽しくなっても思いつきで水に飛び込むことは絶対に避ける。