ニュース「米大統領選挙開票速報」 (米大統領選挙開票速報)
トランプ氏が勝利の想定に投資家が傾きつつあることについて渡辺氏は「選挙前からマーケットの動きなどを見るとトランプ勝利を売り込んでいた部分がある。結果を想定しながらその傾向が強くなったと思う。規制緩和が進んで法人税の減税などが進めば株高になると同時に関税強化・移民の受け入れ規制をするとしているのでインフレを押し上げドル高円安を意味する」などと話した。
勝敗の鍵を握る7つの激戦州のうち残りは4つでペンシルベニア州の勝利が確実と伝えられた。有岡デスクは「選挙人19人を抱える州なので大きな勝利だった」とした。まだ結果が分かっていないミシガン州では開票率70%でトランプ氏が52.4%、ハリス氏が45.9%となっている。選挙人は15人でラストベルトといわれる工業地帯の一部で自動車産業が盛んで最大年のデトロイト周辺には大手自動車メーカー本社がある。人口は約1000万で4分の3が白人、アラブ系住人が20万人で郊外には全米最大のアラブ系コミュニティーもある。元は民主党が強い地盤で青い壁と言われ州だが近年は両党支持が拮抗していた。前回は民主党、前々回は共和党が勝利している。有岡氏は勝つためのポイントとして「この他のラストベルトの州と共通するが合同組合員など中間層支持をどれだけ得られるか。注目はミシガンはアラブ系有権者票、民主党の支持基盤とされてきたがガザ情勢を巡って現政権への反発が高まってる。矛先はハリス氏に剥き、トランプ陣営は取り込みに力を入れていた」などとした。