イット! しらべてみたら
誰にでも起こり得るスーツケースのトラブル。そんな悩みを解決するのが、成田空港第1ターミナルに店を構えるリアット!の必殺修理人・中村一登店長。この日店を訪れたのはこれから韓国に帰るという男性で、チェックイン中に暗証番号を忘れたと気づいたそう。修理人はこれをわずか30秒で解錠した。続いて駆け込んできたのはインドネシアから来た女性で、スーツケースが開かなくなったという。しかし修理人はこの開かずのスーツケースも1分で解錠した。アメリカから来日したばかりという男性はスーツケースの鍵穴に何かが詰まりお手上げ状態だという。修理人が慎重に中身を取り出すと、折れたはさみの先端が。その後すぐにスーツケースが開いた。続いて来店したフィリピンに帰国するという女性は開かなくなったスーツケースが重量制限をオーバーしているためすぐに鍵を開けなければいけないという。このケースでは鍵が壊れていて開かなかったため、特殊な工具で解錠した。その後も制限時間が迫った依頼が後を絶たなかったが、修理人は次々依頼をこなしていた。
様々な旅のトラブルを解決する必殺修理人の腕を頼って持ち込まれる依頼はスーツケース以外にもあり、シンガポールから来日した女性は靴底が剥がれたブーツを直してほしいと持ち込んだ。さらにブランドバッグのファスナーから取れた金具の修理やエレキギターの分解などの依頼も。こうした様々な依頼の中でスーツケースのタイヤの修理が最も多く、不良品が持ち込まれるケースも少なくないとのこと。今回成田の必殺修理人をしらべてみたら、限られた時間の中でトラブルを次々解決し、旅の手助けをしていることがわかった。
