あさイチ (特集)
東京都内に住む山下さん一家。中学生と小学生の子どもと暮らす4人家族だ。父・さとるさんは3年前に大腸がんが見つかり、今も治療を続けている。この3年間、家族はどのようにがんと向き合ってきたのか。今回心理学で使われる手法を参考に家族の気持ちの変化を時系列のグラフで表してもらうことにした。上に行くほど気持ちが上向いていて下に行くほど落ち込んでいることを表している。最初に大腸がんが発覚した2023年7月、転移はなくステージ2という診断だった。手術は無事に終了。抗がん剤治療を続けながら家族で旅行に行けるほど回復した。ところが1年後、肺への転移が見つかりステージ4と診断された。そこで山下さん夫婦が直面したのが当時小学生だった子どもたちに病気のことを伝えるかどうか。このとき伝えるか伝えないかで大きく気持ちが揺れ動いているのがグラフで分かる。そこで頼ったのが「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」闘病中の子どもや親ががんになった子どもたちなどをサポートする専門職だ。山下さん夫婦が受けたアドバイスは「子どもにがんという病気を正しく伝えること」、「誰のせいでもないこと」、「リラックスできる場所で伝えること」だった。さとるさんは会社員の仕事を続けながら治療を進めている。抗がん剤の時期を調整して副作用をコントロールすることで仕事と両立できている。親子でがんのこともオープンに話せるようになった山下さん家族。もしものときのことも子どもたちと一緒に考えるようになった。今年の父の日、子どもたちからお父さんの好きなところが書かれた本がプレゼントされた。
