大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS
お化け屋敷のルーツは江戸時代の歌舞伎にある。國學院大學・飯倉義之教授によると、江戸時代には冷房などがなく歌舞伎小屋は暑く観客が減った。花形の役者らは夏休みや涼しい地方巡業に行くため、歌舞伎小屋に未熟な役者たちが残り、演技力なくても客を満足させるために怪談が考え出された。1830年ごろ、大森の医師が歌舞伎の芝居の仕掛けの中で使われていた小道具を自宅に展示し評判になり、見せ物小屋が興行として開始したのがお化け屋敷の始まりと言われている。アメリカのピッツバーグ大学らの研究チームなどが行ったお化け屋敷を体験した人へのアンケートでは半数の人が「気分がよい」と答え、33%は「変化なし」、17%が「気分が悪い」と答えた。特に気分の改善が目立つ結果になった。お化け屋敷体験後に絵を描くなど簡単な課題を行うと、体験前よりも脳の活動が落ち着いていた。研究した博士は「怖い体験をしたことで、かえって思考がリセットされリラックスした状態になったと考えられる」と分析。脳科学者・中野信子は「女性の場合は性的な快感の回路と恐怖の回路が一部共有されているので、女の子をデートに連れていきたいと思ったらお化け屋敷がいいと思う」とコメントした。