あさイチ 夏休み子ども相談室
ちょっと恥ずかしいということで顔を隠して質問を寄せてくれたのはちなつさん。卓球が大好きで部活だけでなく家でも練習するほど熱中している。そんなちなつさんのお悩みは「寝相をなおすにはどうすればいい?」。いったいどんな寝相なのか一晩撮影した。布団に入ったのは夜の11時。1時間が過ぎたこと手足がにょきっと出てきた。徐々に動きが活発になってきた。3時間たったころには布団はかぶっていない。寝返りも増えてきて大きく体勢をチェンジ。明け方になると縦から横になってきた。枕も意味がない。睡眠と体温の関係について研究している水野一枝さんに聞くとちなつさんくらいのお子さんにはごく普通のことなんだそう。水野さんによると人はぐっすり眠るために体の中心の深部体温を下げることが必要。大人の場合は手足から放熱するなどして深部体温を下げる機能が発達しているが、子どもはこの機能が弱く、寝返りを打ったり布団をはいだりして物理的に熱を逃がすことが多く寝相が自然と悪くなるという。寝相についての水野さんの研究では大学生くらいになると寝相は落ち着くと考えられている。とはいえちなつさんは寝相を直したいとのことでアドバイスをお願いすると冷却まくらで頭を冷やすともしかしたら寝相に効果があるかも知れないとのこと。頭は血流が多い分冷やすと他の体の部分以上に体の熱を逃がしやすいそう。冷却枕で頭を冷やせば寝相も少し抑えられるかもというわけ。
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