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あさって公開の映画「MIRRORLIAR FILMS」。小栗旬や浅野忠信ら5人の監督の短編をまとめたオムニバス作品。小栗が手がけたのは秋田市で撮影した15分の作品。仕事と育児に疲れ現実逃避する父親の哀愁を描いた物語「1/96」。実はこの映画、秋田市のふるさと納税で作られた作品。プロデューサーを務めたのは山田孝之。ふるさと納税は個人が自治体に寄付することで返礼品などがもらえ税金の一部が控除される制度。企業版ふるさと納税とは地方創生に関する事業を目的に企業が寄付するもので、それを映画作りに生かしたのが山田たち。映画で街をPRしたいという秋田市と山田たちが手を組み、企業版ふるさと納税を利用して企業に寄付を呼びかける。制作側にとっては映画の資金を集めることが可能に。企業側も寄付額の最大およそ9割分の税金が軽減されるメリットがある。つまり、企業が税金を納める代わりに寄付を行い、それが映画作りに活用される新しい取り組み。更に、地方とのつながりを築きたい企業にとっては大きな橋渡しとなる。先月、上映イベントが秋田市で行われ2000人以上が訪れた。この取り組みは内閣府から評価され今年度の大臣表彰を受賞。今後、愛知県東海市や岡山県など他の地域でも行われることが決まっている。