首都圏ネットワーク (ニュース)
ことし8月、さいたま市の川で有機フッ素化合物のPFASが国の暫定目標値の3倍を超える濃度で検出されたことを受けて市が調査した結果、市内の湧き水が原因と分かった。さいたま市によるとことし8月、市内を流れる藤右衛門川の南区の流域で水質検査を行ったところ有機フッ素化合物のPFASの一種で有害性が指摘されているPFOSとPFOAが国の暫定目標値の3倍を超える濃度で検出された。さらに市が川につながる雨の排水路の水も検査したところ4キロほど上流の浦和区で2つの物質が暫定目標値の240倍の濃度で検出された。そして各地で水質調査を進めたところ浦和区上木崎にある会社の敷地内の湧き水から暫定目標値の360倍の濃度が検出されきょう発生源として公表した。会社はオフィスビルで汚染とは無関係だと見られるという。市では水道水などへの影響はないとしている。