首都圏ネットワーク (ニュース)
京王井の頭線で流れる優しい車内アナウンスの声の主は車掌歴32年の金親幹彦さん。自動アナウンスの後に自分の言葉を付け加えている。金親さんが車掌アナウンスをはじめたきっかけは、コロナ禍で世の中が暗くなって車掌として何ができるか考え、マイクでしかアピールできることがないので少しでもひと言添えることで車内だけでも雰囲気がよくなればと思ったという。約30年車掌として働いててきた中での初挑戦だったが、会社のホームページを通じて乗客から感謝の声が次々と届くようになった。言葉の力を実感したという金親さんは、今積極的に乗客に声をかけている。今月3日、新生活をはじめた人たちの姿が。金親さんは新生活を迎えた人たちに応援する言葉をかけた。
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