悲願 「夢がかなった」大谷翔平選手 歓喜の世界一

2024年11月1日放送 9:50 - 9:58 フジテレビ
ノンストップ! (ニュース)

ワールドシリーズ第5戦がきのう行われ、ドジャースが7−6でヤンキースに勝利し、4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。ドジャースの地元ロサンゼルスでは優勝に大騒ぎとなった。大谷翔平選手が追い続けた念願の世界一、この勝利の裏には大谷選手をはじめとするチームメイトとの熱き絆物語がある。ドジャースの3勝1敗で迎えたきのうの試合、ヤンキースOB・松井秀喜さんの始球式で幕を開けた。大谷選手は1番、指名打者でスタメン出場。第1打席はセンターフライに倒れた。そのウラ、ヤンキースはここまで不振にあえぐアリーグホームラン王アーロンジャッジ選手が復活のツーランホームランを放つなど、ヤンキース打線が爆発。5点をリードし、ドジャースを突き放した。しかし5回オモテ、ドジャースの攻撃でジャッジ選手のエラーをきっかけに好調のフリーマン選手、テオスカーヘルナンデス選手が連続タイムリーを放ち、一気に5点を奪い同点に追いついた。8回オモテ、7−6とドジャースが逆転に成功。ドジャースはこのままリードを保ち、4年ぶり8回目となるワールドシリーズ制覇し、世界一を成し遂げた。試合後の会見で大谷翔平選手は真美子夫人、愛犬デコピンについて感謝の気持ちを述べた。第2戦で先発し、見事ヤンキース打線を封じ込めた山本由伸投手はも嬉しさとチームへの感謝を述べた。今回、MVPに輝いたのは4試合連続HRを記録したフレディフリーマン選手。フリーマン選手は2021年、当時所属していたアトランタブレーブスでもワールドシリーズで、2試合連続ホームランを放った。今回を含め、ワールドシリーズ6試合連続ホームランを放つ史上初の偉業を達成した。フリーマン選手は、今シーズン順風満帆ではなかった。今年7月、三男・マックスくんがギランバレー症候群を発症し、一時は立つこと、呼吸困難な状況となった。フリーマン選手は看病のためチームを離脱し、マックスくんに付き添った。チームメイトの危機に立ち上がったのは、大谷翔平選手らドジャースの仲間たち。「#MAXSTRONG」とプリントされたTシャツを着て、フリーマン選手にエールを送った。フリーマン選手の支えもあり、マックスくんの容態は回復。復帰戦でフリーマン選手が打席に向かうと、球場に詰めかけた観客からスタンディングオベーションが起こった。しかし復帰して間もなく、自身が右手中指、右足首を負傷。それでも満身創痍の体にムチを打ちながら戦い続けた。ワールドシリーズ第1戦、1点を追う延長10回ウラ、ツーアウト満塁の場面、フリーマン選手は逆境を跳ね除け、ワールドシリーズでサヨナラ満塁ホームランを放った。メジャー史上初の一発からドジャースは流れを掴み、世界一にたどり着いた。


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