NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
群馬県・藤岡に住む島崎妙一さんの父 敏一さんは戦前から第二次世界大戦中に世界中の人達と文通をしていた。敏一さんは15歳時に共通言語として提唱されたエスペラントと呼ばれる言語を学び、世界中の人達と手紙で交流していた。1930年台になると各国から自国の混乱の様子が伝えられるようになり、その後敏一さんも特高警察に何度も呼び出されるなど締め付けが強くなっていった。それでも戦時下になっても敏一さんは世界の人達と文通を続け、終戦後には病で33歳の若さで亡くなった。今この敏一さんの手紙を本やデータで後世に残す取り組みが行われている。