イット! 取材center24
日中首脳会談の解説。岸田首相は日本時間の明日にもサンフランシスコで1年ぶりの日中首脳会談に臨む見通しである。日本と中国の関係は冷え切った状況だが、中でも原発処理水放出を受けての日本産水産物の輸入停止や相次ぐ日本人の拘束などが懸案事項としてあげられている。FNN北京支局の山崎支局長は「日本の主張を理解してもらうという点では難しい。中国は面子が何よりも大事で絶対的権力を持つ習近平主席が折れることはない。処理水放出による輸入禁止は中国自身が首を絞める結果となったが、政治に全てを優先する中国が譲歩することはないため、面子を潰さない形の打開点が焦点となる」などと話した。中国側の思惑としてはアメリカとの関係構築が最優先で、同盟国である日本とも関係を維持する狙いである。進展自体は薄いものの首脳会談が出来るまでの関係ではあるという。