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新たなローマ教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」を描いた映画「教皇選挙」は3月20日に公開されると当時から人気となっていたが、4月21日にフランシスコ教皇が亡くなると興行収入が前週の2倍超となっている。長いときで3年近い時間がかかったこともあるコンクラーベだが、これは教皇に次ぐ地位を持つ枢機卿のうち投票権を持つ135人の投票となっていて、3分の2以上の得票者が出るまで投票を繰り返すというものとなっている。映画では聖職者が政治家のように見える様子が見られ、水面下で蠢く陰謀が見どころとなっている。専門家の松本佐保氏は教皇になった後に不祥事が発覚すると権威が失墜することから身辺調査が厳しいと話している。映画はコンクラーベの記録を全て調べたジャーナリストの小説が原作で、映画の制作チームも多くの枢機卿からの話を聞いて制作を行ったという。投票箱も本物を忠実に描く様子が見られるという。