- 出演者
- 山下毅 林田理沙 久保井朝美 押尾駿吾 荒木さくら 浅田春奈 伊原弘将
オープニング映像。
フランシスコ教皇の葬儀に参列するため現地を訪れているトランプ大統領とゼレンスキー大統領が会談。ウクライナ大統領府は会談は15分間で再び会談することで両者が合意したとしている。25日にはウィトコフ特使がプーチン大統領と会談。トランプ氏はゼレンスキー氏との会談の前にSNSに「主要な点のほとんどは合意されている」と投稿。ゼレンスキー氏はロシアに占領されている地域について“ウクライナのもの”と強調し「無条件で完全な停戦が実現してから領土問題を協議すべき」という考えを示した。
先ほどフランシスコ教皇の葬儀が終わった。埋葬までの流れは生前の教皇により簡素化された。遺体はサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に埋葬されることになる。教皇と深い縁があったというレンゾ・デ・ルカ神父。アルゼンチンの神学校で直接指導を受けたという。2019年に教皇が来日した際には通訳として付き添った。
イタリア・ローマから中継。フランシスコ教皇の葬儀が終わったことなどを伝えた。
現在公開中の映画「教皇選挙」。投票権を持つのは世界各地の80歳未満の枢機卿135人。投票総数の3分の2の獲得が必要で、要件を満たさない場合は煙突から黒い煙が上がる。決定まで1日4回の投票が行われる。新教皇が決まると煙突からは白い煙が上がる。次の教皇の有力候補にはアジア出身者もいる。ホアン・アイダル神父は求められる教皇像について「一緒に歩む・耳を傾けるなどやってくれたらありががたい」と話す。教皇の長崎訪問の際に同行した高見三明名誉大司教は「次の教皇にも平和や核兵器廃絶のメッセージを強く発信してほしい」と期待を寄せている。
都内で行われた日本酒などの輸出拡大を狙った催し。トランプ関税を懸念する声も挙がっている。関税措置をめぐる日米交渉についてトランプ大統領は「合意に非常に近い」と述べるにとどまり、根拠や具体的な交渉状況には触れなかった。相互関税を90日間停止して交渉を進めるトランプ政権。停止期間延長の可能性については否定。すべての国・地域を対象とした10%の一律関税についてはUSTRが撤廃・関税率引き下げも視野に協議を行っていると伝えられている。またトランプ大統領が雑誌「タイム」で習主席から電話があったと述べていたことも明らかになっている。中国側は関税問題について協議は行っていないと否定している。石破総理は「アメリカとの交渉に強力に臨んでいきた」と述べた。
佐藤庸介解説委員に話を聞く。コメの輸入拡大に慎重姿勢な理由として、佐藤委員は国内のコメ価格が影響を受け生産者にダメージを与えるためだと説明。そして、今後のコメ価格については「少しずつ下がっていく」という声が多くなっている印象があると話す。政府は備蓄米を夏まで毎月放出するとしていて、民間企業も輸入米の輸入を増加させようという動きもあるという。一方で、今回の混乱は将来的に国内のコメ需要を満たせなくなるのではないかという可能性を突きつけたと言っていいと指摘した。
政府は将来的にコメ不足が起きないように、新たな農業政策を決定した。食料・農業・農村基本計画は、法律に基づき今後5年間に国が取り組むべき方針を定め、食料の安定供給や輸出拡大の数値目法を盛り込む。コメの生産量は2023年は791万トンだったが2030年には指標で818万トンに増やす指標が示され、食料安全保障を確保する姿勢を明確にした。日本のこれまでの米の需要の推移では減少している。米はあまり、値崩れが起きないようにこの需要にあわせるように生産量も抑えられてきた。こうした背景の中で決められた米の生産増加の方針だが、生産現場からは、戸惑いの声がきかれた。
今年の大型連休は平日を挟む飛び石の連休となっており、日帰りで楽しめて、学びや体験を大切にする過ごし方が注目されている。東京・あきる野で今日行われたのは、親子で行うタケノコ堀り。都内などから4組・11人が参加した。主催した会社は、田植え体験や歴史などを学べるイベントを企画している。普段、子どもと一緒に過ごす時間が取れない家庭を中心に人気だという。こうした学びの体験を平日にも行えるよう後押しする取り組みが学校現場で広がっている。それが「ラーケーション」だ。学習を意味する“ラーニング”と休暇を意味する“バケーション”を組み合わせた造語で、子どもが平日に学校を休み、学外で保護者と一緒に体験活動することで“学び”を深める取り組みのこと。現在、愛知県(名古屋市を除く)・茨城県・山口県などの自治体がラーケーションを導入している。つくば市立学園の森義務教育学校では去年4月からラーケーションを導入。ラーケーションを使うには行き先や目的を書いた申請書の提出が必要となるが、休んでも欠席扱いにはならない。茨城県では年間最大5日間の取得が可能で、この学校では昨年度、在籍している児童・生徒の17%が利用したという。この学校に通う仲村さん親子は去年ラーケーションを取得し、外来種の植物の除草に取り組んだ。学校がラーケーションの活動として勧める“体験・探究的な学び”だ。お父さんの健さんが「息子と一緒に過ごす時間を確保できること自体が難しかったりする。ゴールデンウイークまるごと、家族で身近な碧を楽しめてすごく良かった」と語った。休んだ時の授業内容については、自習用の課題を出すなどして対応しているという。
ウクライナ軍はクルスク州で掌握された地域を奪還したというロシア側の主張に対し「現実と一致していない。特定の地域での防衛作戦は続いている」として否定した。クルスク州の隣であるベルゴロド州でも作戦は続いているという。
山下アナウンサーは次回のサタデーウォッチ9は5月10日と伝えた。