関税措置を巡る日米交渉では、農産物の扱いも争点の一つになるとみられているが、今需要が高まっているのが輸入米。兵庫県内で子ども食堂を運営している女性が購入したのはアメリカ産中粒種。子ども食堂では毎月2回、子どもたちに100円で食事をふるまっている。これまで寄付で賄われていたコメだが、価格高騰に伴い激減。今後は安価な輸入米を購入して凌ぐという。輸入米の切り替えは大手牛丼チェーンでも行われていた。今年2月の民間企業のコメ輸入量はひと月で2023年度の1年分を大きく超えている。一方、江藤農相はコメの輸入拡大に慎重な姿勢を示している。