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この時期、旬を迎えるさくらんぼに異変が起きている。収穫量が平年より減少する見込みだが、その原因は去年の暑さが影響していると見られている。さらに梅も寒暖差の影響で凶作になっている。生産量日本一の山形県。山形市では去年、28日の猛暑日を記録。年間の猛暑日日数が観測史上最多となった。この異例の暑さの影響と見られる双子果。通常、1本しかない花の雌しべが2本に増えてしまった。県などの調査によると、ことし山形県のさくらんぼの収穫量は平年よりおよそ1割減少する見込み。通常、双子果は廃棄することが多いというが売ってほしいという声を受けことしはネット販売を行うという。天候に振り回されているのはさくらんぼだけではない。梅の里ともいわれる埼玉県越生町。町全体で例年20トンもの梅を出荷している。しかし、収穫シーズンを迎えた梅の農園には実がほとんどついていない木が多くあった。2022年に撮影した写真には床いっぱいに置かれた梅が。例年であれば1日でこの量の4倍ほど収穫できる。原因と見られるのがことし3月の寒暖差。花粉を運ぶハチの働きが鈍くなったことで受粉が十分にできなかったと見られている。現在の収穫量は多くても例年の3分の1程度。