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きのう全国の空港で混乱を招いた日本航空のシステム障害。日本航空によると、原因はサイバー攻撃。きのう午前7時半前、社内外をつなぐネットワークがサイバー攻撃を受けシステムに不具合が発生した。全国の空港で手荷物のチェックイン機が作動しづらくなるといった影響などで、遅延や欠航が相次いだ。警視庁には日本航空から「DDoS攻撃をされているかもしれない」という趣旨の相談があった。「DDoS攻撃」とはウイルスなどで乗っ取った無関係な人のパソコンを使い、Webサイトやサーバーに過剰なアクセスや膨大なデータを送ることで大きな負荷を与えるサイバー攻撃のこと。デジタルデータソリューソョンによると、システム管理者が少なくなる年末年始が狙われやすいという。去年から今年にかけて検知された件数は9月から11月が1000件ほどだったのに対し、12月から2月は5000件にものぼる。三菱UFJ銀行によると、きのう午後3時頃から個人向けのインターネットバンキングで生体認証の利用が不安定な状態に。不具合について、DDoS攻撃の可能性も視野に確認を続けている。