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1994年2月22日、藤田小女姫（56）はホノルルのコンドミニアムの最上階で暮らしていた。仕事では充実していた一方、養子だった吾郎がクレジットカードを友人に貸していたことを問題視していた。翌日、小女姫の財産を管理する男性のもとに「今すぐ、2万ドルを持ってきて」、「人の命がかかってる」と電話がかかってきた。異変を察知した男性は総領事館に連絡。小女姫のコンドミニアムへ向かうと、小女姫は銃撃され、死亡が確認された。
元々、小女姫は美少女霊感占い師としてメディアで取り上げられ、政財界の要人とも交流を持った。岸信介総理大臣（当時）から「安保条約は通るか？通らんか？」と尋ねられると、小女姫は「通ります。その代わり、通った後あなたの内閣は長く持ちませんよ」と答えた。実際、予言通りとなった。1968年、経営していた東京・有楽町のサウナで火災が発生、3人の犠牲者を出した。その過失責任を問われ禁固10か月、執行猶予2年の判決を受けた。マスコミは火事を予言できなかったと批判し、小女姫はハワイへ移住した。