江戸切子 100年続く職人技

2025年7月7日放送 15:43 - 15:48 NHK総合
午後LIVE ニュースーン 蔵出しセレクション

舞台は東京・葛飾区堀切。この地は江戸時代から行楽地として賑わいを見せてきた。堀切には大正12年創業、ガラス製品を100年以上作り続ける工房がある。この工房で作られている「江戸切子」は芸術性の高い工芸品。現在は7人の職人が江戸切子の技術を受け継いでいる。江戸切子は出来上がったガラスに模様を刻み込む技術で、外側の色のガラスと内側の透明なガラスの二層構造になっている。一人前になるには10年は必要とのこと。模様の多くは江戸時代から受け継がれている。江戸切子は2002年には国の伝統的工芸品に指定された。江戸切子は天保5年にガラス問屋がガラスの表面に彫刻を施したことが始まり。明治に入るとガラスの需要が増えて隅田川沿いにガラス工場が増え、地場産業として発展した。その中の工房で働いていた清水直次郎は大正12年に独立し、当時の墨田区にガラス工房を創業した。しかし戦争の時代に突入し、職人の多くが出征。出征した職人は1人も戻らなかった。工房は残された数人の職人と再開。若い職人を集めて技術をつないだ。そして高度経済成長期に入るとガラス食器の需要が増加し、工房は賑わうようになったという。


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