漫才ってもともとなに?

2023年12月9日放送 8:16 - 8:31 NHK総合
チコちゃんに叱られる! (チコちゃんに叱られる!)

チコちゃんが「漫才ってもともとなに?」と質問してゲストらが答えを予想した。正解は家族の繁栄と長寿を願う農家の副業。演芸評論家の相羽秋夫さんの解説。平安時代に京都の貴族の間で楽しまれていた「千秋萬歳(千寿萬歳)」が原点。踊りながらめでたい歌を歌う太夫と鼓で合いの手を入れる才蔵の二人一組で行われ現在のボケとツッコミの原型となった。やがて一般庶民に伝わり農家の冬の副業となった。尾張萬歳と三河萬歳が有名だが織田信長と徳川家康がいた土地で文化が発展しやすかった。いつの間にか萬歳の中に笑いという要素が多くなった。卵の行商をしていた玉子家円辰は江州音頭の歌い手として大阪の寄席に出演していた。卵の買い付けで訪れた名古屋で見た萬歳を寄席の芸に取り入れた円辰の芸は話題になり多くの芸人が萬歳を始めた。これまでの農家の副業の萬歳と差別化するために寄席で行われるものは「万才」とされた。1925年にラジオ放送が始まり落語や浪曲が流れたが下ネタの多い万才は放送しづらく家族がそろって笑える万才が考えられた。その中心にいたのが吉本興業の作家・秋田實。しゃべりだけで笑いをとるしゃべくり万才を考えた。横山エンタツと花菱アチャコが当時大人気だった東京六大学野球をラジオの実況中継風の掛け合いで演じラジオで放送されると全国区の人気に。当時漫画(ポンチ絵)が流行っていてそこから「漫才」と字が変わった。しゃべくり漫才が舞台を席巻し数々のコンビが活躍した。テレビの時代になると動きのおもしろい横山やすし・西川きよしが人気に。漫才ブームで若者にも人気となり昭和の終わりにダウンタウンが登場し現在へと繋がっていく。一方で萬歳も音曲漫才として砂川捨丸・中村春代、かしまし娘、横山ホットブラザーズへと受け継がれていった。


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