ポツンと一軒家 香川県のポツンと一軒家
山崎さんに案内してもらった別の島で、ポツンと一軒家の主、隆さんと妻・好美さんに話を聞いた。周りに民家はなく集落は峠の向こう側にある。元々隆さんの家ではなく、貨物船を運用していたラーセンさんの家で当時はラーセン邸と呼ばれていた。その後造船会社の保養所になり、知り合いが管理人をしていたつながりで隆さんが12年前に購入し2年前に移住した。家は会社の名義になっている。多度津町でマリーナ業をしており、現在は息子が会社を継承した。店がなく砂浜から荷物を上げるのは大変で、ショベルカーも使って荷物を運搬している。郵便は峠の向こうの集落に届くため、船で集落まで取りに行っている。隆さんは改造バギーで島を走っていた。建物は建てられた頃から変えておらず、犬も飼っていた。中には暖炉も設置されていた。キッチンはIHで、水は井戸水を使っている。アサギマダラの写真や標本が飾られていた。アサギマダラの羽根には生態調査のために日付と場所が書かれていた。遠くは長野から香港まで渡りをしていることがわかったという。庭作りには造園家も協力してくれたが、猪被害にあって防獣作を設置し修復を続けている。