ダーウィンが来た! (ダーウィンが来た!)
スリランカではゾウの暮らす森と人の生活圏が隣り合っている。問題を起こすゾウはほとんどが大人のオス。ヒカルと名付けたゾウに発信機をつけた。アジアゾウのメスは群れで暮らし、オスは子どもの頃は群れに守られるが15歳を迎える頃に独り立ちしその後は単独で暮らす。ヒカルは複数のゾウとともに一緒に食事をしていた。オスが集団を作り特定のオスが統率していた。
昼間は森にいるヒカルが夕方になると森の外へ、頻繁に行き来していた。ゾウは収穫直前の作物を食べていた。スリランカでは何人もゾウに殺されているという。オスのゾウはメスのため、栄養価の高い食べ物を食べようとしているという。森に比べて栄養価の高い食べ物が簡単に手に入る畑やゴミ捨て場にオスのゾウが現れるようになった。スリランカではゾウは文化的にも経済的にも大切な生き物で一筋縄では解決できない問題という。