サンデーモーニング (ニュース)
ようやく放出される備蓄米さえ入手のめどが立たないというスーパー。藁にもすがる思いで探しているのが輸入米。備蓄米の放出によって流通の目詰まりが解消するというのが政府の見立てだった。加えて気になるのは、備蓄米の放出で価格が下がるかどうか。金曜日に発表された備蓄米の落札価格が玄米60kg当たり平均で2万1217円。1月の取り引き価格と比べると4000円余り下がっている。東京大学大学院・鈴木宣弘特任教授は「米の絶対的な不足は解消しない」とコメント。問題の根本は、米の生産量が減りすぎたことにあるという。長年続いた減反など、米の生産を減らす国策が背景にあるとの指摘。