日曜報道 THE PRIME (ニュース)
15日、かつてロシアの領土だったアメリカ・アラスカ州のアンカレジの米軍基地を訪れた
プーチン大統領。トランプ大統領と挨拶を交わし、ともに大統領専用車「ビースト」で会談会場へと向かった。アラスカでは反プーチンデモが行われた。会談は当初1対1の予定だったが、3対3に変更。焦点は停戦への道筋で、プーチン大統領は記者から停戦に応じるか聞かれたが答えなかった。会談は当初は6~7時間の予定だったが約3時間で終了。共同会見ではホスト国が先に発言するのが通例だがプーチン大統領が先に発言。トランプ大統領は会談を10点満点だったと自賛したものの、停戦への具体的言及はなし。プーチン大統領は停戦の仲介を担うトランプ大統領に賛意を示したが「危機の根本原因を取り除き、ロシアの懸念が考慮され、世界全体の安全保障において公正なバランスを回復する必要がある」などと従来の主張を繰り返し譲歩しない姿勢を鮮明にした。終了後、普段なら質問に答えるトランプ大統領もこの日は一切受け付けず、海外メディアからは「これまで最も残念な記者会見」などといった声が挙がった。その後トランプ大統領は欧州の首脳と電話会談を行い、ゼレンスキー大統領はアメリカとロシアとの3者会談が必要との認識を示し、18日にはワシントンを訪れトランプ大統領と会談を行うことを明かした。