首都圏ニュース845 (ニュース・気象情報)
コメの価格の値下がりが続いている。背景にあるのが民間のコメの在庫で、過去最大の水準まで増えているという。埼玉・上尾のスーパーではコメの値下げが続き、税込みの店頭価格で5キロ2000円台後半のコメも増えている。取り引き先からはコメを安くする分、量を売ってほしいという依頼が相次いでいるという。千葉県でコメの生産や卸売を行う会社の代表・伊藤享兆さん。新米の収穫が来月上旬から始まるが、コメの在庫に悩んでいるという。7年度産のコメが倉庫に約300トンある。国全体でも民間のコメの在庫量は先月末時点で243万トンと、今の形で調査を始めた2004年以降で最も多くコメ価格の高騰に伴う消費の落ち込みが響いているとみられる。在庫が過去最高の水準となっていることから、コメを値下げする動きが進んでいて、伊藤さんもコメ余りによる価格の下落を懸念している。生産地からは新米が本格的に出回る前に政府備蓄米の買い戻しを行い、コメの価格を下支えするよう求める声が強まっている。ただ、政府が物価高対策を進める中、早期の備蓄米の買い戻しは価格の値下がりを抑えることにつながるとして慎重な意見もあり、今後、買い戻しを実施する時期や量が焦点となる。
