NHKニュース7 (ニュース)
大学入学共通テストが、きょうから始まった。ことしから、新しい学習指導要領に対応したテストに変わり、出題教科や科目が再編された。分析を進めている大手予備校の代々木ゼミナールによると、再編された地理総合、地理探究では、津波の浸水想定区域や人口分布などのデータを重ね合わせて考える問題が出されたという。複数のデータを分析し、避難が必要な人の数などが見えてくることを分析させるもので、自然災害への備えを考える力が問われたという。また、歴史総合、日本史探究では、作家・松本清張さんが題材になったという。松本さんの小説や新聞記事、長谷川町子さんの漫画が資料として示され、時代背景などを問う問題が出されたという。共通テストを実施する大学入試センターによると、午後6時の時点で、これまでに大きなトラブルの報告はないという。2日目のあすは理科と数学のほか、新たに加わった、プログラミングの知識などを問う情報の試験が行われる。大手予備校「河合塾」本郷校・功刀亮校舎長のコメント。