列島ニュース (長崎局 昼のニュース)
メダイと呼ばれるキリスト教の信仰用具、佐世保市の早岐瀬戸遺跡で見つかった。メダイは高さ24.8ミリ、幅17.8ミリの青銅製。形や素材から16世紀のキリシタン大名の大友宗麟は治めた豊後国で作られたと見られる。メダイはキリスト教の信仰を表し信者が持ち歩いていたもの。豊後国で作られたとみられるメダイが県内で見つかるのは初。メダイは長崎港が開港する前の時期に作られたものとみられる。長崎県教育委員会は長崎港開港以前のキリスト教の広がりを示す貴重な資料だとしている。早岐瀬戸遺跡の出土品の調査を続け、長崎に伝わった時代背景についても詳しく調べたいとしている。