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米国の第47代大統領に就任した、ドナルドトランプ氏。トランプ新大統領は演説の後大統領執務室に移動し、「メキシコとカナダに25%の関税を課すことを検討している。2月1日だろう」と述べ、来月1日からメキシコやカナダからの輸入品に25%の関税を課す考えを示した。トランプ氏はこれまで「メキシコやカナダから、かつてない水準で犯罪や薬物が米国に流入している」として、両国からのすべての製品に25%の関税を課し、犯罪や薬物の流入が止まるまでこの措置を続けるという考えを示していた。またWHO(世界保健機関)から脱退すると表明し、大統領令に署名した。WHOについてトランプ氏は、1期目の政権時に「新型コロナウイルスをめぐる対応が中国寄りだ」と批判し脱退することを国連に通知したが、バイデン前大統領が就任初日にこの方針を撤回していた。さらに、中国系の動画共有アプリ「TikTok」を米国で実質的に禁止する法律の執行について、75日間いかなる措置も取らないよう司法長官に命じることを盛り込んだ大統領令に署名した。TikTokは中国の親会社が米国事業を売却するなどの継続に向けた対応を検討することになり、トランプ氏は「新たな合弁事業を設けて、米国の資本が50%の株式を持つことが望ましい」という考えを改めて示した。