ニュース・気象情報(関東甲信越) (ニュース)
オウム真理教による地下鉄サリン事件から今月20日で30年になるのを前に、遺族たちが集会を開き事件を知らない世代が増える中、教訓を伝えた。1995年3月20日、当時のオウム真理教の信者が地下鉄の3つの路線で猛毒のサリンをまき14人が死亡し約6300人が被害に遭った。被害者の会などは事件の教訓を伝える集会を毎年開いていたがコロナ禍などで休止を余儀なくされ、今回6年ぶりに都内で開催した。駅の助役だった夫を亡くした高橋シズヱさんが講演した。高橋さんは“入信した人は人類の救済など善意で麻原元死刑囚を信じてしまい犯罪者となりました。何がきっかけで入るかは分からず皆さんにも起こりうることです”と警鐘を鳴らした。取材してきたジャーナリストの江川紹子さんは無期懲役で服役する元信者からの手紙を紹介し“自分の中にわいた疑問を大事にしてほしい”という元信者からのメッセージを伝えた。