FNSドキュメンタリー大賞 私たち、転校しました〜日本一15回のバレー部〜
西海市は人口減少が止まらず、転校で引っ越してきた高校生は若さと明るい話題を届けてくれる存在だった。西海市はバレー部のために2023年度、新しい寮の整備費用を含む1億円余を支出。9月には地鎮祭が行われた。人口約4600人の大島にある県立大崎高校野球部は、西彼杵バレー部の前に若者を呼び込んだ西海市の先行事例。かつては閉校の危機に瀕していたが、西海市は指導経験豊富な清水監督を招き3年で甲子園に出場した。部活動による地域おこしには専門家も注目している。金沢星稜大学の西村教授はいっときのブームで終わってはいけない、バレー部がきっかけとなって企業や行政が応援しながら若い人を受け入れる体制を作ると地域作りに展開していけると指摘した。バレー部の試合には地域の人たちが応援に来る姿も見られるようになってきた。