首都圏ネットワーク (ニュース)
東京都では高校の授業料が実質無償化されているがことしの入試で全日制の都立高校を第1志望とした生徒の割合が66%余りと過去最低となった。東京都中学校長会は毎年都内の公立中学校の3年生の進路希望を調査していて今回は610校の7万7000人余りを対象に先月、進学先の第1志望を調べた。その結果、ことしの入試で全日制の都立高校を第1志望とした生徒の割合は去年に比べて5.01ポイント減少して66.97%と昭和51年度の調査開始以来、最も低くなった。都は今年度から所得制限を撤廃して私立を含めた高校の授業料を実質無償化する取り組みを行っている。都教育庁は調査では私立高校の志望者が増加しているが都立高校の志望者が減少した理由は分析できていないとしている。