ドキュメンタリー「解放区」 鈴木順子 私は生きる ~JR福知山線脱線事故20年~
自宅でのリハビリ、階段の上り下りができた。昔は親子喧嘩が耐えなかったというが、今は穏やかな時間が増えた。母と娘の2人暮らしはすっかり定着した。2024年2月、3カ月ぶりに武田さんが復帰。ここから急ピッチで作品を仕上げていく。作品展は2025年春に開催することが決まった。
事故から19年目を迎えた。順子さんたちの記事が新聞に掲載された。JR西日本では7割の社員が事故当時を知らない。加害企業の責任を問い続ける遺族もいる。もも子さんも許せない気持ちもあるが表に出すことはない。電車の事故に遭ったという張り紙は40歳の時に書き直して以来、そのまま。2024年5月、自宅の駐車場を使った出張工房も復活。大皿の絵付けは佳境を迎え、絵付けが完成。作品展のタイトルは「Resilience~しなやかな回復~」。