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東京・奥多摩町で満開の桜のそばで湖を見下ろす男性から不安の声があがった。異変が起きている現場は標高530mの山の中にある東京の水がめ、小河内ダム。湖の姿が大きく変わっていた。壁面を見るとくっきりと線がついており白っぽく見えるところは、平常時水で隠れていたという。ダムの水が大きく減っていや。満水なら都民の40日分の飲み水を賄えるが1月には普段は沈んでいる陸地があらわになるほど水位は減少。その陸地の様子を今日、改めて見てみると水位が更に下がっているのが分かる。並べてみるとその違いは一目瞭然。かつては湖に浮かんでいた橋も今は渡ることができない。今日のダムの貯水率は33.2%と平成以降、最低水準となっている。一方、今週、東京都内では雨の日が続き、小河内ダムの周辺でも昨日までの2日間で50ミリ以上の雨が降ったが焼け石に水。増えた水は東京都民の0.25日分ということになる。降水量は関東の広い範囲で3月以降平年並みまで回復しているにもかかわらず貯水率が下降傾向にある多摩川水系のダム。その一方で利根川水系のダムの貯水率は3月以降、大きく回復していた。ともに都民の水を支えるダム。降水量に大きな違いがないのになぜ明暗が分かれているのだろうか。同じ東京の水源でも利根川水系のダムは北関東の山奥にあり冬は深い雪に覆われる。それが春になり、解けて流れ込むことで水位が回復していた。一方、小河内ダムのある多摩川水系では雪解け水が期待できないため、貯水率の違いその正体は雪解け水だった。多摩川水系の小河内ダムなどは東京都民が必要な水の2割を担っている。
